クヌギ、コナラ、アカマツ林といった二次林とヒノキ林等の樹林が目立つ山林と田畑が大半を占める土地利用でした。昭和57年1月当時、地区内に住んでいた人の数は450人。世帯数は112戸という住民の少ない地区でした。
周辺地域の主要道路網は、国道4号を軸として南北に走る県道「結城石橋線」、東西に走る主要地方道「栃木二宮線」、県道「笹原二宮線」により構成されており、他は農道、林道的性格の道路によって構成されていました。
鉄道は、当地区の西部を「東北本線」が通っており、最寄駅は小金井駅と石橋駅でしたが、地区端から直線距離でそれぞれ約1.2km、4.0kmあり、徒歩でのアクセスは不便でした。
昭和49年の当地区の土地利用は、山林や原野が37%、畑34%、田6%、宅地5%、その他18%でした。宅地は全て台地部に存在し、祇園町、諏訪山地区、下区の3つの地区で形成されていました。また、地区の中心には宇都宮大学の総合農場が27.7haありました。